2013年7月20日土曜日

炭水化物

Braunwald抄読会笑。成書を確認することは大事と思います。地道にほーんの少しづつ読んでいます。ちりも積もれば、、、、。

今日は、炭水化物の総論的内容です。

「全ての炭水化物の消費量と冠動脈疾患(心筋梗塞や狭心症)のリスクとの強い相関はありません。しかし、ある種の炭水化物の消費量は健康への影響を与える重要な因子となります。

これまで、以下のような炭水化物の分類がなされてきました。

・分類1:グルコース、フルクトース、ガラクトース、スクロース、ラクトース、ラクツロース

・分類2:デンプン、セルロース、ヘミセルロース、グリコーゲン

最近のエビデンスによると、これらのグループ分けは健康への影響が殆どないようです。


炭水化物を多く含んだ食品が如何に健康へ影響を及ぼすか、を決定する要因は、主に以下の3つです。

①食物繊維含量
②グリセミックインデックス(GI)とグリセミックロード(GL)
③精製の程度(すなわち、全粒穀物か精製された穀物)

食物繊維、低いGIとGL、そして全粒穀物は、特定の食品に混在している傾向があり、各々の独立した効果を個別に把握することは困難です。

とは言え、これらの炭水化物類が、グルコースーインスリンホメオスターシスおよびトリグリセリド(TG;中性脂肪)、内皮細胞および炎症性応答を含む様々な心血管代謝経路に影響を及ぼすことは明らかです。


食事直後のタイミングやインスリン抵抗性の高まっている状態において、それらの影響は特に大きくなります。」

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