「リスクマーカーの矛盾した結果に対し、疾患をエンドポイントとした前向きコホート、前向き試験が総合的な臨床効果として良きエビデンスを生み出すことが期待されます。
@WHI試験
飽和脂肪酸(SFA)を主に炭水化物に置き換えることにより、そのの摂取量を約12.5〜9%E減少させても、
- 冠動脈疾患(RR0.98)
- 脳卒中(RR1.02)
- 総心臓血管病発症(RR0.98)
の発症頻度への影響はありませんでした。
@2つの系統的レビューと前向きコホート研究のメタアナリシス
SFAの摂取と冠動脈疾患の頻度の有意な関連は認められませんでした。
これら三つの大規模研究では、
冠動脈疾患発症とSFA摂取の臨床的な関連は全く示されませんでした。
@米国、ヨーロッパ、イスラエルの11の前向きコホート
344,696人もの男女の個人レベルのデータの解析によると、
SFAの冠動脈疾患への影響は、代わりの栄養素次第であることが示唆されています。
@その他複数の臨床試験
炭水化物の代わりにSFAを摂取:冠動脈疾患のリスク低下と関連(各5%E、RR =0.93、95%CI=0.88〜0.99)
多価不飽和脂肪酸(PUFAs)の代わりにSFAを摂取:冠動脈疾患のリスク上昇と関連
SFAの代わりに一価不飽和脂肪酸(MUFAs)を摂取:結論出ず(研究精度の限界)
SFAの代わりにMUFAsを摂取:研究なし 」
動脈硬化への影響は相対的には概ねこんな感じか。
PUFA>SFA>or=炭水化物
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