「近年、食事と心臓病・血管病の関連に関する知識は急速に進んでいます。
かつての質の低い研究や実験から導き出された推論は、最近のより質の高い研究から得られた確たるエビデンスに置き換えられてきています。質の高い研究とは、心筋梗塞や心臓による死亡をエンドポイントとした無作為試験や前向きコホート研究等です。エンドポイントを心筋梗塞や心臓死といった病気そのものに設定することで、生体への総合的な影響を明確にしており、それらは、多数のリスク因子(高血圧、血糖、インスリン濃度、脂質など)の研究結果にも裏付けられています。
異なったデザインの研究で得られた結論が合致した場合に、その結論は最も信頼できるものになります。
確立された危険因子、未知の危険因子、介在するメカニズム、結果及ぼす病態。
食事は、急性的にも慢性的にもそれらの複雑な体系に影響を与えます。」
ある種の炭水化物
特定の脂肪および脂肪酸
果物や野菜
全粒穀物やナッツ
魚介類
食物繊維
乳製品や肉
アルコールや他の飲料
ミネラル、抗酸化物質
フィトケミカル
エネルギーバランス
食事パターン
食品加工と前処置
↓
血中脂質とアポリポタンパク
血圧
内皮機能
グルコースインスリンホメオスタシス
全身性炎症
血管接着
満腹と体重増加
心血行動態
血栓症および凝固
不整脈
↓
慢性のアテローム性動脈硬化症
急性のプラーク破裂や心筋梗塞
突然心臓死
虚血性脳卒中
出血性脳卒中
糖尿病
太りすぎや肥満
鬱血性心不全
心房細動
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