2013年9月18日水曜日

乳製品



「乳製品の生物学的影響はまだ良くわかっていません。

牛乳や乳製品を摂取すると

糞便内の脂肪分は増加しますが、

満腹感と体重減少への影響は一貫性がありません。

DASH(高血圧を停止する栄養アプローチ)の食事パターンは低脂肪乳製品を含みます。

- 血圧
- 脂質レベル
- インスリン抵抗性
- 内皮機能

を改善しますが、乳製品の単独の効果については不明です。

長期観察研究では

乳製品の消費は、

- 冠動脈疾患
- 脳卒中
- 糖尿病
- メタボリックシンドローム

のリスク低下と関連しています。

全体的に、乳製品は心血管リスクへ好影響を及ぼしているようですが、

具体的な活性成分は確立されていません。

カルシウムおよびリノール酸は、潜在的なメディエーターとして挙げられていますが、

それぞれの実験的研究は、危険因子に殆どあるいは全く影響を示してません。




全脂肪の乳製品に対する低脂肪の乳製品の異なる効果も不明です。

低脂肪の乳製品は、現在、低い飽和脂肪酸と低カロリーにより推奨されていますが、

そのメリットは、生理活性脂肪酸への関連に限られるのであれば、全脂肪乳製品が同等か、より有益です。

低脂肪乳と全脂肪乳を直接比較した研究は殆どありません。

 45人の若い健康なボランティアの試験では8週間毎日3.5杯の低脂肪または全脂肪乳製品(牛乳、ヨーグルト)を摂取したところ、

血圧に対しては同様の効果が見られましたが、

全脂肪乳製品群が1.2キロ以上の体重増加を認めました。

特定乳製品(例えば、牛乳、チーズ、バター)の影響は、さらに調査が必要です

例えば、3つの対照試験では、チーズが同量のバターと比較し、

総コレステロール、LDLコレステロールの上昇をより少なく抑えていました。 」

0 件のコメント:

コメントを投稿