「SFA(飽和脂肪酸)とコレステロールが含有しているため、
肉の消費は、心血管リスクを高める
と考えられています。
肉食の総量と冠動脈疾患・糖尿病発症との関係は、様々ですが、
有意ではないながら概ねリスクを高める傾向にあります。
肉の種類で個別に評価されている場合、
未処理の赤肉ではなく、
加工肉の摂取は一貫して心血管疾患と糖尿病のリスクを上昇させます。
これらの知見は、肉の種類により、心疾患への影響が異なっていることを示唆しています。
- 様々な防腐剤の使用(例えば、ナトリウム、ニトリル)
- 製造方法(例えば、フライ、商業調理)
- 特定の脂肪酸やヘム鉄といった成分
などと関連しているのかもしれません。
肉の摂取と脳卒中の関連を報告した研究は殆どなく、結論は出ていません。」
2013年9月17日火曜日
2013年9月16日月曜日
魚
「魚摂取量と心血管疾患イベントの関連は、他のどの食材より多くの前向きコホート研究で報告されています。
心血管疾患死亡に対しての有効性が最も強く、
週1回の摂取で15%、
週2〜4回で23%、
週5回以上で38%リスクが低下します。
栄養素として不飽和脂肪、セレン、及びビタミンDが含まれていますが、心血管疾患による死亡の予防には、主に魚中のn-3 PUFAが関連していると思われます。
米国、欧州、中国、日本の16の前向きコホートのプール解析では、
魚から250mg /日のEPAとDHAを摂取することが、冠動脈疾患による死亡率の36%低下と関連していました。
また、5つの大規模な無作為化比較試験のうち4つで、魚や魚油の摂取により冠動脈疾患イベントの減少を示していました。
魚の消費が
非致死的心筋梗塞
虚血性脳卒中
心房細動
のリスク低下とも関連していますが、比較対照試験では、まだこれらの利点は確立していません。
魚の摂取は、高頻度の糖尿病診断のと関連していました(1回/月未満と比し、5回以上/週で22%高い)。
n-3 PUFAは肝遺伝子(例えば、PPAR-α、SREBP-1)を調節してグルコースの生成を高め、高インスリン血症を減少させます。末梢のインスリン抵抗性や代謝障害を引き起こすことはありません。
魚やn-3系PUFAは、他の代謝性リスク(例えば、中性脂肪、血圧、炎症)を改善します。
消費された魚の種類や調製方法は血中EPAとDHAのレベルや心血管疾患への効果に影響を与えますが、油で揚げていない魚(dark meat)からの利益が最大で、他の種よりも10倍以上のn-3 PUFAが含まれています。
いくつかの魚種におけるメチル水銀の冠動脈疾患への影響のエビデンスは限られており、議論の余地があります。副作用が発生した場合、魚摂取の冠動脈疾患への有効性を減ずるかもしれません。」
心血管疾患死亡に対しての有効性が最も強く、
週1回の摂取で15%、
週2〜4回で23%、
週5回以上で38%リスクが低下します。
栄養素として不飽和脂肪、セレン、及びビタミンDが含まれていますが、心血管疾患による死亡の予防には、主に魚中のn-3 PUFAが関連していると思われます。
米国、欧州、中国、日本の16の前向きコホートのプール解析では、
魚から250mg /日のEPAとDHAを摂取することが、冠動脈疾患による死亡率の36%低下と関連していました。
また、5つの大規模な無作為化比較試験のうち4つで、魚や魚油の摂取により冠動脈疾患イベントの減少を示していました。
魚の消費が
非致死的心筋梗塞
虚血性脳卒中
心房細動
のリスク低下とも関連していますが、比較対照試験では、まだこれらの利点は確立していません。
魚の摂取は、高頻度の糖尿病診断のと関連していました(1回/月未満と比し、5回以上/週で22%高い)。
n-3 PUFAは肝遺伝子(例えば、PPAR-α、SREBP-1)を調節してグルコースの生成を高め、高インスリン血症を減少させます。末梢のインスリン抵抗性や代謝障害を引き起こすことはありません。
魚やn-3系PUFAは、他の代謝性リスク(例えば、中性脂肪、血圧、炎症)を改善します。
消費された魚の種類や調製方法は血中EPAとDHAのレベルや心血管疾患への効果に影響を与えますが、油で揚げていない魚(dark meat)からの利益が最大で、他の種よりも10倍以上のn-3 PUFAが含まれています。
いくつかの魚種におけるメチル水銀の冠動脈疾患への影響のエビデンスは限られており、議論の余地があります。副作用が発生した場合、魚摂取の冠動脈疾患への有効性を減ずるかもしれません。」
2013年9月12日木曜日
豆類
「豆類の心血管疾患への影響は十分には明らかになっていません。
大豆食品の試験では、
収縮期血圧 -5.8mmHg
拡張期血圧 -4.0mmHg
と、有意ではありませんが各々、低下する傾向を示しました。
抽出された大豆タンパクやイソフラボン(植物性エストロゲン)の効果はより小さく、
LDLコレステロール -3%
拡張期血圧 -2mmHg
の僅かな効果にとどまっています。
豆類は、
- 微量栄養素
- ファイトケミカル(植物化学物質)
- 繊維
を含んでおり、これらは心血管疾患や糖尿病を軽減させているかもしれません。
この仮説は、比較介入試験や長期コホートにおいてさらなる評価が必要です」
2013年9月7日土曜日
ナッツ
「
前向きコホートで、
適量のナッツは、冠動脈疾患発症率低下と関連しています。
以下の成分の影響が考えられます。
- 不飽和脂肪
- 植物性タンパク質
- 繊維
- 葉酸
- ミネラル類
- トコフェロール
- フェノール化合物
横断観察研究と対照試験では、
ナッツの摂取は、
- 総コレステロール低下
- LDLコレステロール低下
と関連し、
酸化、炎症、および内皮マーカーを改善させます。
観察研究で
ナッツの摂取は、BMI低下と関連し、
介入試験においても
体重減少と関連しています。
これらの試験の一貫して、冠動脈疾患のリスク低下を支持する結果です。
ナッツの各種類の効果に関しては、さらなる研究が必要です。」
前向きコホートで、
適量のナッツは、冠動脈疾患発症率低下と関連しています。
以下の成分の影響が考えられます。
- 不飽和脂肪
- 植物性タンパク質
- 繊維
- 葉酸
- ミネラル類
- トコフェロール
- フェノール化合物
横断観察研究と対照試験では、
ナッツの摂取は、
- 総コレステロール低下
- LDLコレステロール低下
と関連し、
酸化、炎症、および内皮マーカーを改善させます。
観察研究で
ナッツの摂取は、BMI低下と関連し、
介入試験においても
体重減少と関連しています。
これらの試験の一貫して、冠動脈疾患のリスク低下を支持する結果です。
ナッツの各種類の効果に関しては、さらなる研究が必要です。」
2013年8月31日土曜日
全粒穀物と精製穀物
「全粒穀物は、
- 胚乳
- ふすま
- 胚芽
が含まれます。
精製穀物は、それらが除かれ、概ねデンプン質胚乳(複合糖質)となります。
ふすまは、以下を含みます。
- 繊維
- ビタミンB群
- ミネラル
- フラボノイド
- トコフェロール
胚芽は、以下を含みます。
- 数多くの抗酸化物質
- ファイトケミカル(植物化学物質)
全粒穀物の摂取は一貫して冠動脈疾患、糖尿病のリスクを低下と関連し、おそらく脳卒中とも関連しています。
全粒穀物の摂取はグルコース-インスリン恒常性、内皮機能、およびおそらく体重減少および炎症を改善することが示されています。
全粒の燕麦は、LDL-Cを低下させます。
どの単一栄養素がこのメリットをもたらしているのかは明らかではありません。複数の成分の相乗効果かもしれません。
精製穀物食品(例えば、白パン、白米)は心血管疾患発症との関連を認めていませんが、冠動脈疾患のリスク、糖尿病のリスク上昇と関連しています。
このリスク上昇が、全粒穀物、果物、野菜の相対的減少によるものか、または、食後血糖インスリン、内皮および炎症反応の悪影響に関連しているかどうか、不明です。
全粒穀物、果物、野菜に置き換え、精製穀物摂取の頻度と1回量を制限するのが賢明と思われます。」
- 胚乳
- ふすま
- 胚芽
が含まれます。
精製穀物は、それらが除かれ、概ねデンプン質胚乳(複合糖質)となります。
ふすまは、以下を含みます。
- 繊維
- ビタミンB群
- ミネラル
- フラボノイド
- トコフェロール
胚芽は、以下を含みます。
- 数多くの抗酸化物質
- ファイトケミカル(植物化学物質)
全粒穀物の摂取は一貫して冠動脈疾患、糖尿病のリスクを低下と関連し、おそらく脳卒中とも関連しています。
全粒穀物の摂取はグルコース-インスリン恒常性、内皮機能、およびおそらく体重減少および炎症を改善することが示されています。
全粒の燕麦は、LDL-Cを低下させます。
どの単一栄養素がこのメリットをもたらしているのかは明らかではありません。複数の成分の相乗効果かもしれません。
精製穀物食品(例えば、白パン、白米)は心血管疾患発症との関連を認めていませんが、冠動脈疾患のリスク、糖尿病のリスク上昇と関連しています。
このリスク上昇が、全粒穀物、果物、野菜の相対的減少によるものか、または、食後血糖インスリン、内皮および炎症反応の悪影響に関連しているかどうか、不明です。
全粒穀物、果物、野菜に置き換え、精製穀物摂取の頻度と1回量を制限するのが賢明と思われます。」
2013年8月24日土曜日
果物・野菜
「
果物と野菜の摂取は、一貫して冠動脈疾患発症率低下と関連しています。
果物の摂取は脳卒中のリスク低下と関連し、
果物の食物繊維は糖尿病発症低下と関連しています。
2年間継続された対照試験では、
果物と野菜の摂取を推奨した食生活が、以下の心血管リスク因子を改善しました。
- 血圧
- 脂質レベル
- インスリン抵抗性
- 炎症
- 肥満
- 内皮機能
複数の試験では、果物や野菜の摂取の利点は、同量のカリウム・マグネシウムおよび食物繊維のサプリメントで賄うことはできませんでした。
食事の主要栄養素(脂肪、タンパク質、ま炭水化物)にも依存しないものでした。
果物・野菜の効果が、不健康な食事の代わりというだけでなく、
微量栄養素、ファイトケミカル、食物繊維が複雑に統合されてもたらされていることが示唆されました。
これらの研究は、果物や野菜の摂取が心臓血管疾患のリスクを下げる、という説得力のある証拠を示しています。
特定の果物や野菜の有効性、100%のジュースの有効性に関しては、さらなる研究が必要です。」
最近は、フルーツの大動脈瘤予防効果の論文が出てましたねー。
http://circ.ahajournals.org/content/128/8/795.full
2013年8月23日金曜日
タンパク質
「
短期的な試験では、
炭水化物の代わりに、タンパク質を摂取すると、
- 血圧
- 中性脂肪
- LDLコレステロール
- 血糖
が改善します。
安定した体重下では、
不飽和脂肪酸の代わりに高タンパク質を摂取すると、
HDLコレステロール
が低下します。
総タンパク摂取と冠動脈疾患のイベントとの関連を報告している前向きコホート試験は殆どなく、
明確な結果は出ていません。
いくつかの研究で、
動物性タンパクではなく植物性タンパクが冠動脈疾患リスクの低下と関連が示されています。
タンパク質自体よりも、食品全体や食事パターン全体が、より関連性が高い可能性が示唆されています。
4つのコホート研究では、
動物性タンパク質の摂取と出血性脳卒中のリスク低減の関連が示されましたが、この関連についてはさらなる研究が必要です。」
短期的な試験では、
炭水化物の代わりに、タンパク質を摂取すると、
- 血圧
- 中性脂肪
- LDLコレステロール
- 血糖
が改善します。
安定した体重下では、
不飽和脂肪酸の代わりに高タンパク質を摂取すると、
HDLコレステロール
が低下します。
総タンパク摂取と冠動脈疾患のイベントとの関連を報告している前向きコホート試験は殆どなく、
明確な結果は出ていません。
いくつかの研究で、
動物性タンパクではなく植物性タンパクが冠動脈疾患リスクの低下と関連が示されています。
タンパク質自体よりも、食品全体や食事パターン全体が、より関連性が高い可能性が示唆されています。
4つのコホート研究では、
動物性タンパク質の摂取と出血性脳卒中のリスク低減の関連が示されましたが、この関連についてはさらなる研究が必要です。」
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